どうも、管理人のちゃーんです。
さて、突然ですが、この記事を読んでいるあなたは柴犬についてどのような印象をお持ちでしょうか?
かわいい、飼い主に従順、飼いやすい犬種、一般的なイメージはこのようなところかなと思います。
上記のイメージは間違ってはいません!間違ってはいないのですが…
実際に柴犬と一緒に暮らしてみると気がくことが沢山ありました。
この記事では、皆さんのイメージとはひと味もふた味も違う、柴犬との暮らしについて書いていきます。柴犬暮らしてみて、しつけで苦労したことや大変だったこと、柴犬と暮らすことのリアルをお伝えします!
「いろいろ教えちゃいます。少し恥ずかしいです」by柴犬もっち
柴犬と一緒に暮らし始めてみて気づいたことその1 犬の臭い
それはずばり!獣特有の臭い問題でした。当たり前のことではあるのですが、鼻につんとくる臭いに私は参ってしまいました。
ペットショップのショーケースの中にいる間は臭いがしませんが、抱っこしたり、近くで触れ合うと獣特有の臭いはしてきます。「かわいいな」「飼いたいな」「欲しいな」だけの気持ちで迎えてしまうとかなり苦労します。獣を飼っていなかったら、覚悟が必要です。
柴犬を飼い始める状況は子犬の頃にお家に迎えることが多いと思います。
生後すぐの状態は、散歩をさせることもできないので、一日中部屋にいるわけですよ、物凄く臭うかわいい生き物が(笑)
私たちは寝室は別で隣の部屋で寝せていました。だってとにかく臭うんですもの。仕事帰りのお父さんの靴下より臭いました。
私は不眠症になるんじゃないかと思うほど、臭いは強烈でしたね。当の本犬 (ほんけん) は、夜はぐっすり眠っていたようですが。
臭いが原因でこのままでは私の体調が崩れてしまうと思いました。そして何より「一緒に暮らすことが苦痛になりそう」でした。かなり切実な問題でした。
たかが臭い。されど臭いです。不眠症気味まで追い込まれました。
このまま気が狂いそうでしたので、対策をすることとしました。ではどのような対策をしたかと言いますと、
- 窓を開けてこまめに換気をした
- ホームセンターからペット用の消臭剤を買ってきて置いた
- ドックフードを変えてみた
- ひたすら耐えた
- 臭いに慣れる努力をした
正直換気の効果はあまりなかったです。臭いの原因を根本的に解決しないと意味がありません。
ホームセンターで購入した消臭剤の効果はそれなりにはありました。臭いがブレンドされて、何が何だかわからない状態だったような気もしますが。
結局のところ「もっち」が臭っていた一番の原因はフードが合わないことでした。フードを変えたら徐々に改善していきました。
臭いに慣れる努力と体よく書いていますが、ひたすら我慢しただけです。
私は人一倍鼻が敏感ですので、家族の中で一番苦労したと思います。
柴犬と一緒に暮らし始めてみて気づいたことその2 換毛期の抜け毛
柴犬の臭い問題も大変でしたが、柴犬の換毛期の抜け毛問題も大変です
換毛期の抜け毛問題も、かなり苦労していました。
片手で抱っこできる大きさの柴犬から抜ける毛の量じゃないんですよ。
病気じゃないのか、体中の毛がすべて抜けてしまうのではないかと心配になる量でした。抜けた毛は、さながら毛の団子のようでした。
柴犬と暮らしている皆さんは慣れていると思いますが、私は認識が甘かったですね。
床に毛がおちていることは当たり前、撫でたら風に舞う抜け毛。注意深く見ると、抜け落ちることを待っているような状態の抜け毛予備軍。(見れば見るほど抜きたくなります)
ちゃーん母が鬼の形相で掃除しているさまは、さながら阿修羅のごとく…当の本犬(ほんけん)は素知らぬふりで、フードを美味しそうに食べておりました。
この問題は、抜け毛が目立ち始めてきたら、ブラッシングを、これでもか!というほどすること。それとトリマーさんのところへ定期的に連れて行くことで緩和されました。
家庭でシャンプーをさせてもらえる子ならいいのですが、我が家の「もっち」は水にぬらすと虐待されているかのような声で鳴くので、トリマーさんのところにお願いしています。
あと一つ驚いたことがありました。それはトリマーさんにシャンプーを頼むのですが、その際の抜け毛の量で、追加料金を取られることでした。お家でブラッシングをしてから連れて行くときもあるのですが、それでも追加料金が発生するほど抜けるそうです。柴犬恐るべし。
ちなみに、トリマーさんから追加料金を取られそうになったら「どの程度毛が抜けたのか確認したいです」と伝えて見てください。
騙そうとしてくるトリマーさんはいないと思いますが、お金が生じることです。ですので、どの程度毛が抜けたら追加料金が発生するのか、グラム単位で確認したいところですね。
何グラム何円の追加料金になるのかを確認しておいた方がいいです。
「もっち」の場合なのですが換毛期に関係なく、抜け毛の量が酷かったです。
具体的にどのくらいだったのかと言うと、換毛期ではないはずなのに、皮膚が見えるくらいの抜け毛があったこと、かゆがって同じところを自分でかいてしまい剝げてしまったことがあります。
獣医師さんに相談したところ、アレルギーもあったみたいです。かわいいからと言って。おやつを与えていたのも原因のようでした。
主食として合わないフードを食べさせたら、抜け毛もひどかったです。
獣医師さんにおすすめされたフードを食べさせたらだいぶ良くなりました。
換毛期に関係なく、抜け毛で悩んでいる方がいましたら、獣医師さんに相談してみてください。
柴犬と一緒に暮らし始めてみて気づいたことその3 散歩が上手くできない
散歩をできるようになってからも問題がありました。
それは、飼い主が力負けするほどリードを強く引っ張る問題でした。
子犬のうちはある程度仕方ないことかなと思ってはいました。が、手に跡が残るほど引っ張られたときはさすがにこのままではいけないなと思いました。
一番苦労した問題で書いていますが、その時のドッグトレーナーさんに技を授けられました。
それは、リードを短く持ち、好き放題に歩かせない。というシンプルなものでした。
好きな方向に歩こうとした時に、リードを強めに引っ張ると良い言われたので実践してみました。
飼い主の先を歩かせると、犬のほうが偉くなるという話は聞いていました。が、最近では先を歩かせるのが悪いとかではなく、好き放題行きたい方向に歩かせるのが悪いと言われているみたいですね。わがままを聞いてくれると勘違いしてしまうそうです。
初めは「もっち」も戸惑っていました。今までは自分の思う通りに出来ていたのに突然人間が知識をつけて対応しましたからね。負けじと引っ張るんですよ「もっち」が(笑)
しかしここで負けてしまっては元の木阿弥です。心を鬼にして、教えられた通りにしていました。すると段々とお互いのペースが分かるようになり、今では長めにリードを持っていても強く引っ張られることはなくなりました。 (拒否芝はたまに発動しますが)
車が来たら、足の間で待機するほどです。そして、散歩は嫌いじゃないけど、玄関で全身を使って散歩を拒否するほどです(笑)
「散歩拒否の図」
こうなったら、お願いするしかありません。
「散歩に行ってください!お願いします!」
柴犬と暮らしていると他にもいろいろありました
この問題は柴犬に限らずに、ペットと暮らす人、皆さんが直面する問題ですね。
トイレのしつけです。
トイレをお家の中でさせようとすると、頑なに拒否!歯をむきっとさせて、拒絶の意を表していました。そもそも日本犬の習性で、寝床は綺麗にするという習性があるみたいですね。
トイレのしつけは「もっち」の鉄の意志に負けました。いまだにお家の中ではしません。
他のサイトで調べてみたのですが、外で排泄する際にペットシートの上でさせるなど、色々対処法はあったみたいです。今となっては時すでに遅しです。
ここは「もっち」と歩みよるところかなと思っています。
本能に逆らうのは大変ですからね。
他にも、甘嚙み、いたずら、言うことを聞かないなど、飼い主さんがぶち当たる壁には一通り当たりましたね。
甘嚙みや言うことを聞かない問題は、こちらも譲ることができませんでしたので、ドッグトレーナーさんを紹介してもらい、ドッグトレーナーさんに、指導していただきました。
その時に教えていただいたアイテムがあります。それは、ペットボトルの中に小石など、小さな硬いものいれてキャップを閉めて使うアイテムです。使用方法ですが、問題行動を起こしたときに、揺らして鳴らしたりするという方法です。
※注意 当たり前ですが、叩いたりしてはいません。あくまでも音で教えるというアイテムです。
しかし、個人的には、ペットボトルのアイテムは、「もっち」がびくびくしていて、とても可哀想でした。あまり使いたくないアイテムでしたね。
そのほかにも、スキンシップをきちんと取り、人間の足の間で仰向けにさせて寝かせるなど、色々と教えて頂きました。
仰向けで寝かせられた時の達成感は忘れることができないことだと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。柴犬は皆さんが思っているより頑固です。そこが可愛いところでもあるのですが(笑)
心を開いてくれるまで時間がかかる犬種だと私は思います。(ほかの犬種と暮らしたことはありませんが)しかし、愛情をもって接すれば、いつか必ず報われます。
手間はかかるし、素直じゃないし、色々と難しい犬種ですが、心が通じた時の喜びはひとしおです。
話し合えば分かり合える時が必ず来ます。言葉は通じないかもしれませんが、不思議と会話になるものです。
それでもどうしても折り合いが悪いときは、我慢せずにかかりつけの獣医師さんなどに相談してください。ドッグトレーナーさんを紹介してくれたり、対処法を教えてくれるはずです。
楽しく幸せに暮らしたいと思って柴犬を飼っているのに、苦しいだけでは本末転倒です。
無理をして、飼育放棄などするようでは、飼い主も心に傷が残りますし、捨てられた子はどうなってしまうのか分かりません。最悪の事態も考えられます。
程よい距離感でお互いが幸せに暮らせるといいですね!
これから柴犬と暮らそうか検討している方の、参考になりましたら嬉しいです。また、同じような経験をして、お互いの信頼関係が出来ている飼い主さんの共感があれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「ありがとう」by柴犬もっち
こちらの記事では、柴犬あるあるを紹介しています。気になった方はどうぞ。
かわいい魅力にとりつかれて、楽しい時間を過ごせますように。
こちらの記事では、犬と猫が共存できるのか書いています。参考になれば嬉しいです。
YouTube始めました。かなりの高評価をいただいております。ありがとうございます!
「もっち」と「ほわ」の可愛さが皆さんに届きますように。
2022/2/23日追記
我が家のもっちの場合ですが、散歩をする人を選ぶようになりました。
管理人or管理人の姉が散歩に行けば気が済むようです。
管理人の兄が散歩に連れて行こうとすると、すべての力を振り絞り拒否します。(兄がかわいそう)
柴犬の頑固さは理解していたつもりでしたが、やはり奥深い犬種です。
特に兄が何か悪いことをした訳ではないと思うのですが…意思表示が明確で助かります(笑)
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