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測量屋の現実をお伝えします!現役の測量士補が10年測量屋で働いて感じたリアルな意見も書いてます。




測量

どうも、管理人のちゃーんです。

この記事では、現役の測量士補である管理人がどのような環境で働いているのかについて書いていきます。

皆さんも一度は目にしたことがあると思います。道路の近くで見慣れない機械を覗いている変なおじさん集団を(笑)別に怪しい仕事ではありません。

変なおじさん集団が何をしているのかを解説していきます。

測量業に興味のある方や、働いてみたいなぁと、思っている方の参考になれば嬉しいです。




私が働いている測量屋の簡単な紹介

私が働いている会社の簡単な紹介をしていきます。

従業員規模は10人未満、年間の受注業務の内容は、公共測量が30%、工事測量が70%

公共測量は、行政から発注された仕事をしています。

工事測量は、着工前の測量から、工事中の丁張の設置、完成検査の立会いまでしています。

仕事の内容はどのような経営方針かにもよります。

弊社の場合は、土建業の方との仕事が多いです。

なので行政発注の仕事ばかりしている一般的な測量屋とは少し違いがあります。

では、ここからは弊社の一日を紹介していきます。

内業の場合は8時30分に出社します。

現場の場合は早いと6時、大体は7時30分に出社します。

午前中の休憩は10時から10時15分まで、お昼休みは12時から13時まで、午後の休憩は15時から15時15分までです。

退社時間は現場の有り無しによって様々ですが、基本は17時30分です。

内業の日と現場の割合は五分五分くらいです。

測量屋の内業とは

主にパソコンを使用した作業がメインです。

CADによる製図や、ワードやエクセルを使用した作業をします。

※CADとは。以前は手書きでの作業だった作図を、パソコンによる作業を可能にしたソフトのことです。

どのような作業をしているかと言うと、現場作業のための段取りを組むことが多いです。

どのような段取りをしているかと言うと、柴測では丁張の準備をすることが多いです。

最近では、ICTの普及により、設計データの作成などもするようになりました。

丁張が何かわからない方も沢山いると思いますので、解説しておきます。これが丁張の写真です。

※丁張とは、基礎工事や、切土工事、盛土工事を施工するために必要な目安。

 木杭と、木の板を使用し設置する

 この写真は、切土工事の丁張写真です。

その他では、工事の実際の数量を確認したり、路線測量の準備をしたりしています。

現場作業で観測してきた結果を取りまとめたりもします。

以前は徹夜もしていました。が、最近では自分の技術の進歩と、パソコンの進化により、残業時間は以前よりも格段に減っています。

徹夜をした夜は、防寒対策として事務所の窓に新聞紙を貼って、寒さ対策をしました。今となってはいい思い出です(笑)

業界としては、まだまだブラック企業が多いのかなと思います。

測量屋の現場作業とは

現場作業も多岐にわたります。

丁張を設置したり、山の中に境界を設置したり、

※境界とは、土地の境のことを言います。

 プラスチック杭や、アルミプレート、コンクリート杭などを現地に設置します。

 写真はアルミプレートです。

火の中に突っ込んで行ってポイントを設置したりします。(最後のはジョークです(m´・ω・`)m ゴメン…)

さすがに陸海空を制したりはしません。

しませんが、海だろうが山だろうが川だろうが道路だろうが仕事があれば突撃します。

ドローンがあれば、陸海空を制したことになるかもしれませんね(笑)

ついに弊社にもドローンが導入されました!これで陸海空を制覇しました!

残るは「宇宙」ですね(笑)

雨が降ろうが、雪が降ろうが、炎天下だろうが関係なく現場作業をしたりしています。

メインで使用する器械は

「トータルステーション」 「レベル」 「LNシリーズ」です。

簡単に言うと、「トータルステーション」は位置情報を測定し「レベル」は高さの測定を行います。

「LNシリーズ」は、専用の端末を持つことにより、位置と高さをリアルタイムで観測することができる器械です。

「LNシリーズ」は無人で動きます。作業の効率化に便利です。

ちなみに、一緒に使用する「プリズム」というものです。

「レベル」

「トータルステーション」

どれもお高いです( ゚Д゚)

知り合いの測量機器屋さんに頼んで買うのがベストだと思います。

間違って購入しないでくださいね(笑)

参考価格として載せたかっただけです。

測量屋のお昼休み

内業の日だと、お昼上がりをして、ご飯を食べます。

現場作業の日だとちゃーん母が作ってくれるお弁当を食べています。

他の人は、コンビニ弁当食べたりしています。

大体、12時から13時までの休憩時間です。

ただ、現場の状況によっては、お昼の時間をずらしたりします。

お昼ご飯を抜くことはありません。

ストレスで食べれなくなっていたことはありますが(笑)

ご飯を食べた後はお昼寝タイムが多いですね。

YouTubeを見たり、スマホゲームをしたりもしますが、お昼寝しないと午後からの作業が持ちません。

体力勝負のところもありますので。

測量屋の午後の作業

基本的には午前中の作業を続けてすることが多いのです。

しかし、現場作業が早く終わった日などは、午後から内業をします。

午前中に現場作業で酷使した肉体に鞭を打ちながら

午後からは、パソコンという無表情の機械と向き合うわけです。

管理人のことを「褒めてください。」(笑)

引き続き現場作業の場合は、終わり次第報告をし、会社に帰還します。

その日の作業内容次第で全く疲労度が違うため、帰りの車内は賑やかな日と、沈黙が続く日があります。

弊社では、現場の担当者が運転をすることが多いです。

現場作業の他に往復4時間とか運転する日もあります。

かなり疲れます。

測量屋の業務終了の時刻

弊社の就労時間は、基本的には8時30分から17時30分です。

現場から帰ってくるみんなを迎えたり、逆の場合もあります。

現場の距離次第では、帰りが19時なんてこともあります。

朝は7時30分で、帰りが19時…うん…

19時に帰ってきても、その日の現場データを取りまとめたり

翌日の準備をしたりしています。

なので、家に帰るころには20時を過ぎる日もあります。

現場仕事の宿命かもしれませんが、少しづつ改善していこうと努力はしています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

現役の測量士補の働き方が少しでも伝わっていれば嬉しいです。

大手とは比べられませんが、 今後「測量業で働いているみようか」検討している方の参考にもなるかなと思います。

小さな、小さな声で言いますと、 測量業業界で働くことはおすすめはしません(笑)

働き甲斐はあります。様々な方と関わりますし、感謝されることだってあります。

昼間は現場、夜間はパソコン仕事、体力は必要な職種だなと思います。

ただし、最近では、ICTの普及により仕事自体の負担が減っています。なので最新の技術でスマートな施工や、測量で生計を立てていきたいと思える方は働き甲斐しかありません!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

「食べちゃうぞ」

こちらの記事では、夏場の現場仕事の状況を書いています。お弁当の保存方法は、原始的だけれど、手軽に使えるものになっていますので、ぜひご覧ください。

こちらの記事では、「路線測量」について解説しています。参考になれば嬉しいです。

こちらの記事では、雨天時の作業の注意点を書いています。参考になれば嬉しいです。

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